事例5 食器洗浄機に入れてはいけないグラス

Q クリスタル製のグラスを食器洗浄機に入れてはいけないと、グラスを買ったときについてきた注意書きに書いてありました。なぜ入れてはいけないのですか?他にも入れてはいけないグラスはありますか?


お客様のご要望
 せっかく食器洗浄機があるのだから、食器は全部一気に洗ってしまいたい。なぜ手洗いしなければいけないのか納得がいかない。

他にも食器洗浄機に入れてはいけないグラスがあるのならば種類と理由を教えて欲しい。

A クリスタル製ガラスは食器洗浄機で繰り返し洗っていると、だんだん虹のように青光りしてきて、さらに洗い続けると白く濁ってきてしまいます。これは表面が傷ついているのではなく、クリスタルグラスに含まれる酸化鉛が洗剤のアルカリ分で溶け出し、表面が荒れて白く濁ったものと考えられています。洗剤及び食器洗浄機内の高温に影響を受けてグラスそのものが変化を起こした結果です。また気をつけなければいけない点として水垢があります。食器洗浄機内の乾燥は水滴が垂れるより速く短時間で乾燥させるため、凝縮された水垢がつきやすくなります。これが一度ついてしまうと、簡単には取れません。クリスタルガラスを長く綺麗にお使いいただくためには、手洗いで自然乾燥していただくことをおすすめします。

他にも入れてはいけないグラスは口部分や側面などが金・プラチナで加工されているものです。金・プラチナのプリントは厚みの点で通常のセラミックプリントに比べ非常に薄く、また金・プラチナという素材そのものが柔らかいため、高温での洗浄を繰り返しているとだんだん薄くなってきて、最後には擦れてしまいます。また、グラスそのものの厚みが非常に薄いものも、食器洗浄機での洗浄はお奨めしません。

グラス作ろう.comからのご提案
  クリスタルガラスは食器洗浄機内の高温と洗剤によって繰り返しあらっているうちに素材そのものに変化が生じ白く曇るなどの減少がおこる可能性があります。また急速に乾燥をかける食器洗浄機内では水垢の付着も心配です。手間がかかりますがクリスタルグラスを長く綺麗に使って頂くためには食器洗浄機の使用は避けてください。

また、他にも金彩・プラチナ彩のあるグラス・薄いグラスは食器洗浄機の使用を避けて頂きたい品物です。


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