Q ビールを美味しく飲みたくて、冷凍庫でグラスをキンキンに凍らせたものを使っていますが、先日ある人に、グラスは凍らせないほうがいいと聞きました。何故ですか?お店でも凍ったビアジョッキに生ビールをついで出してくれるところがありますよね。
お客様のご要望
ビールを美味しく飲むには絶対グラスは凍らせたほうがいいと思っていたので、何故凍らせてはいけないのか知りたい。グラスの劣化や破損の原因になるとしたら、大事なグラスなので避けたい。
A まず破損と劣化に関してですが、熱湯の回でも書きましたがグラスは急激な温度変化に弱いです。冷たいグラスに熱湯を注いだら破損の危険性があるのと同時に、その逆、熱くなっているグラスに氷を入れて急激に冷やすなどの行為も同様の危険性があります。
ビールの味に関する事ですが、凍ったグラスにビールを注ぐとグラスとの接触面でビールが瞬間的に凍り、味の変化が起こることがあります。また、ビールには適正温度というものがあり、ビールの種類によって違いはありますが(一般的なピルスナーだと4℃~7℃くらい)、その温度を下回ってしまったり、グラスに結露が出来てその水滴によって泡の発生状態にムラが生じ、きれいな泡が作れなくなり、結果、ビールの元々の美味しさを損なうことになりかねません。冷凍庫でキンキンに冷やすのはお奨めできません。ただし冷蔵庫で適度に冷やすのはOKです。
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グラス作ろう.comからのご提案
グラスを冷凍庫で冷やすこと自体は破損の原因にはなりませんが、そこに急激に熱湯を注ぐなどすると破損の恐れが出てきます。グラスを凍らせることによりビールは美味しくなるかというと、むしろ逆で、もともとの味を損なうことになりかねません。冷凍庫でキンキンに冷やすのではなく、冷蔵庫で適度に冷やすことをお奨めします。