事例8 ガラスVSプラスチック

Q 今までのお困り事のところを読んで、ガラスって割れるし扱いが面倒そうだからプラスチックを使ったほうがいいんじゃないかと思いました。ガラスとプラスチックのグラスの特性(良い点・悪い点を含む)を教えてください。

お客様のご要望
 ガラスは割れたり扱いに気を使ったりして、なんだか大変だなと思えてきた。プラスチックは割れなくて軽くて楽だけれど、いろんな種類があるみたいで、実際はよく知らないことが多い。ガラスとプラスチックに関して基本的なことを知っておきたい。なぜ割れたり扱いが大変だったりするのにガラスを使うのか、その辺もあわせて教えてもらえると嬉しい。

A プラスチックと一口に言ってもいろいろあります。紙以外でガラス以外に飲み物を入れてグラスとして使える透明な素材のものとなるとポリカーボネイト、アクリル、ポリスチレンがあげられます。

ポリカーボネイトは耐衝撃性が高い、つまりちょっと落としたくらいでは割れたりしません。しかしながらアルカリに弱いです。アクリルは全光線透過率がガラスより高いのですがアルコールに侵される特性があるため、アルコール飲料を飲むのに使用すれば、徐々に表面が劣化して曇ってきます。ポリスチレンは割れやすくて傷がつきやすい、ただし安価です。

一方ガラスは衝撃に弱く、急激な熱変化には弱いものの、匂い移りはせずアルコールにも強いため、丁寧に扱えば長く使えます。なにより高級感はプラスチックの比ではありません。

高級なワインをプラスチックのワイングラスで提供するレストランなどありませんよね。飲み物の味を損なうことなく楽しむにはガラス製のグラスを使用するのが賢い選択です。ですから扱いが面倒なガラスを敢えて使っているわけです。

いずれも熱には弱く、におい移りもしやすいです。良い点としてはガラスと比較して軽いことが挙げられます。


グラス作ろう.comからのご提案
 プラスチックは比較的安価で軽く、扱いは気を使いませんが熱やアルコールに弱く、ものによっては割れやすい特性のものもあります。ガラスは比較的重く、急激な温度変化以外は熱にもアルコールにも強いです。しかし耐衝撃性は弱く、落としたら破損する可能性が高いものです。ガラスは匂い移りしないので、飲み物の味をそのまま味わうには最適な素材です。

何故ガラスのグラスが選ばれているかについては、ガラスのもつ高級感・重量感・匂い移りせず飲み物の味をきちんと楽しめる特性によるところが多いと思われます。

ちなみにグラス作ろう.comではプラスチック素材にもプリントできる技術があります。サイト上にない素材のグラスへの加工もご相談に乗りますので是非お問い合わせください。


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